北海道Office With Youのナオキです。さて、一般的なカリンバの17キーで黒鍵なしの約2オクターブをフォローしており、初心者が最初に選ぶカリンバも17キーを推す人が多いのも事実です。
しかし、筆者が34キーカリンバを入手してみて、改めて思ったのは、初心者が34キー(41キー)(以後34キーと表示)カリンバを最初の楽器としてチョイスすることは十分理にかなっていると感じました。
34キーを選ぶ理由
その1
そもそも34キーカリンバを発売しているメーカーはさほど多くはありません。また、上段のキー配列は各メーカー独自に選定しており、標準的な仕様が定まっていないのが現状です。
しかし、下段キーは、基本的には17キーカリンバと同配列となっているため、上段を使わなくても、下段だけで演奏すれば、17キーカリンバと同じ感覚で弾くことができます。
その2
どんな曲を引きたいかは、人それぞれですが、黒鍵がなければ弾けない曲は多数あります。17キーカリンバでは、黒鍵を白鍵に置き換えて演奏することがしばしあbありますが、曲の妙というのは、半音にこそ詰まっていると筆者は考えておりますので、黒鍵があればそれだけ演奏に幅が広がります。邪魔になるということはありません。
その3
これはあくまで筆者の個人的な考えですが、34キーカリンバは17キーカリンバに比べて、響きが段違いです。それは、ボディがそもそも大きく重くなったからか、ブリッジが基本金属製になったからかは正直分かりかねる部分ではありますが、その響きにはきっと驚くはずです。
響くことが正義だとは思いませんが、弾いていて気持ちがいいのもまた事実です。
34キーをチョイスすることの注意点
重量が重い
まずはその重量です。17キーカリンバに比べると相当重いです。筆者はある程度重みのあるカリンバが好きなので、全く気になりませんが、気になる方は気になるポイントです。
サイズが大きい
次にそのサイズです。17キーカリンバに比べて、34キーカリンバは一回り大きいものがほとんです。従って、手の小さい人などは注意が必要です。
キーの刻印がない
次に、キーに音階が刻印されていないことです。34キーカリンバは、自分で好きなチューニングを楽しめるモデルが多いため、キーにあらかじめ刻印がされておりません。しかし、これはシールを貼れば解決します。ただし、その見た目が好きでない方は要注意です。
価格が高め
最後に、その価格です。17キーカリンバが数千円で買えるモデルが多数あるのに対し、34キーカリンバは1万円オーバーの商品がほとんどです。従って、最初に購入するにはやや敷居が高いと言えるでしょう。
34キーの代表的なモデル
SUMIYAKA
比較的評判の高いSUMIYAKAの34キーカリンバです。筆者の愛用モデルでもあります。SUMIYAKAのカリンバは全ての半音を網羅している代わりに、キー配列がやや独特です。しかし他のモデルでは、一部フォローしていない半音があるなど、中途半端感は拭えませんでしたので、筆者はこれを選択しました。
ONETONE
ONETONEは、島村楽器でも取り扱っているなど、その信頼性は高く人気のブランドです。実際に現物を見れる数少ない34キーカリンバだと思いますので、これをチョイスするのもありかと思います。
seeds
seedsは41キーカリンバで、3段構成になっている、奇抜なデザインですが、YouTubeなどで演奏している方にも愛用者が多く、知名度は抜群となっています。またカスタマイズ性も非常に高いと評判です。
筆者がこれを選ばなかったのは、裏面のmade in chinaの文字が主張しすぎているのが気になったからです。ただそれだけです。SUMIYAKA、ONETONEも日本の会社ですが、製造は中国です。
後記
如何でしたか?筆者自身は17キーカリンバからカリンバの世界に入ったのですが、34キーカリンバからこの世界に飛び込むのも悪くないと思った次第です。
安い買い物とはなりませんので、よく吟味したうえで購入されることをおすすめします。
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