Office With You代表のナオキです。スマートフォンやパソコンから気軽に音楽をリスニング出来るBluetoothスピーカーですが、各メーカーから様々なアイテムが出ており、いざお店に行っても迷ってしまいますよね。特に家電量販店は大きな音楽流れていますので、試してみたところで実際の音質を測るのは難しいです。
そこで本サイトでは、筆者がおすすめするBluetoothスピーカーをご紹介したいと思います。
Bluetoothスピーカーとは
Bluetoothとは、無線通信の規格の一つで、ほぼ全てのスマートフォンに搭載されている機能です。年々バージョンが新しくなっており、現在最新のバージョンは5.3となっています。バージョンによって、最大通信速度や省電力機能、通信範囲などの改善がなされてきましたが、基本的にBluetoothのバージョンは接続性にこそ影響はあるものの、その音質にはほぼ影響がありません。
Bluetoothの音質を左右するのは、後述するコーデック（CODEC）が大きな影響を与えます。
コーデック（CODEC)とは
Bluetoothは原音を圧縮してBluetooth対応機器にデジタル音源を無線で伝えるのですが、その圧縮方式のことをコーデック（CODEC)と呼びます。そしてこの圧縮方式は音質・音の遅延に大きな影響を与えます。以下に代表的な圧縮方式をまとめてみました。
| CODEC | 音質 | 遅延（レイテンシー） | 概要 |
| SBC | 悪い | 大きい | 全てのBluetooth機器で必ずサポートされているコーデック。音質・遅延ともに良くはない。 |
| AAC | 普通 | 小さめ | 主にiPhoneで採用されているコーデック。SBCに比べれば高音質・低遅延だが、少々古いコーデック。 |
| aptX | 普通 | 小さめ | 主にAndroidで採用されているコーデック。AACに比べると高音質。低遅延。 |
| aptX HD | 良い | 小さめ | aptXの高解像度バージョン。レイテンシはaptXと同じ。 |
| aptX LL | 良い | 小さめ | aptXの低遅延バージョン。ここまで低遅延だと、動画を見ていても違和感は少ない |
| LDAC | すごく良い | 大きめ | SONYの開発したハイレゾ対応のコーデック。その高音質は故に、情報量が多いため遅延も大きい。 |
上記表の下に行くほど基本的に音質が良くなる傾向がありますが、上位のコーデックを利用するには、発信機器（スマートフォンなど）と受信機器（スピーカーなど）の両方が対応していないと利用できません。例えば、iPhoneでLDAC対応のSONYのスピーカーに接続してもLDACでの再生は出来ないということになります。
おすすめBluetoothスピーカー
SONY SRS-XG300
音響メーカーとしては、いまだ世界をリードしているのがSONYです。LDACに対応しており、非常に高音質でパワフルなサウンドを味わうことが出来ます。こちらはステレオ再生可能モデルです。また防水性能がIP67となっているので、屋外でアクティブに使用することも可能です。
Bluetoothは5.2に対応しており、コーデックもAACに対応していることから、iPhoneとの相性も悪くありません。また最近のモデルとしては珍しく、ステレオミニジャックを搭載していることから、遅延が気になるテレビなどは有線接続にするなどの使い分けが可能です。
BOSE SoundLink Mini Ⅱ Special Edition
BOSE SoundLink Mini は2015年のフルモデルチェンジ以降、大きなモデルチェンジをしていない、超ロングセラーモデルです。とてつもなくコンパクトな筐体からは想像がつかないパワフルなサウンドが持ち味で、確かにBOSEといえどもこのモデルを超えるスピーカーを作るのは難しいのかもしれません。
現在販売中のSpecial Editionは無印ⅡのType-Cバージョンとなっています。またこのモデルもステレオミニジャックを搭載しているため、多様な使い方が可能です。
しかし古いモデルであるが故に、Bluetooth規格は3.0で、対応コーデックもSBCとAACのみになっています。もちろんステレオ再生可能です。
JBL Flip 6
JBLはアメリカの誇る世界有数のオーディオブランド。オーディオマニアの間でもJBLのスピーカーは評価が高く、JAZZなどの繊細なサウンドも得意としています。音色は低音から高音まで伸びのあるサウンドで、ステレオ対応です。
またこのスピーカーは上記のSONYやBOSEに比べると、リーズナブルにその高音質を体験出来るところも魅力の一つです。IP67相当の防水。防塵機能を備えているため、屋外での使用も可です。
Bluetoothのバージョンは5.1で、対応コーデックは残念ながらSBCのみ。またモノラル再生です。ステレオミニジャックも未搭載です。
Marshall Acton Ⅲ
インスタなどで、オシャレ女子の部屋には必ずと言っていいほど置かれてるのがMarshallのスピーカーです。韓国系女子に受けているとかなんとか。もちろんマーシャルはご存じギタースピーカーの老舗であり、その技術力は折り紙つきです。値段は少々高いのですが、それに見合った価値があるかと思います。
ただし、こちらも対応コーデックはSBCのみ。ステレオミニジャックは搭載しております。Bluetoothのバージョンは5.2です。
Anker Soundcore3
最後にご紹介するのは、Anker Soundcore3です。ご存じスマホアクセサリーで存在感を見せている中国ブランドのスピーカーになります。Bluetoothは5.0ですが、対応コーデックは非公表です。おそらくSBCと良くてAAC搭載してるかなという感じですね。
しかし、防水性能やその他スペックも標準的ではあるのですが、厳しいことを言いますと、中国の音響部門はまだ世界基準には達していません。どうしても安く済ませたい、外で気兼ねなく使いたいと言う人にはおすすめできるかもしれません。
後記
いかがでしたか？Bluetoothスピーカーは各社鎬を削って開発しているジャンルで、このほかにもたくさんのメーカーが魅力的なスピーカーをリリースしています。ここに記載したものはあくまで一例ですので、皆様方の快適な音楽ライフのきっかけになれば幸いです。
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本サイトの執筆者：Office With Youガジェット編集部
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