北海道Office With Youのナオキです。筆者はカリンバーとして日々練習に勤しんでいますが、早いもので7台のカリンバを購入してきました。
もちろん知らないカリンバもまだまだありますが、おおかた網羅したこの段階で1つ言えるのは、seedsの41キーカリンバを最初に買えば、おそらくそれ1台で当面は必要な演奏が出来るということが判明しました。以下、7台のカリンバの考察を交えて解説していきます。
筆者の所有するカリンバ考察一覧
上述の通り、7台のカリンバを演奏した結果の感想を徒然と語ってみようと思います。
HOSTARO 17キーカリンバ
HOSTAROは、SUMIYAKA、Cill Angelsと同じ流れを汲むカリンバです。その特徴は、高価な木材を使いながらも、低価格を実現していることにあります。
このモデルは2,000円台ながらも、高級木材であるマホガニーを使用した、コスパに優れたモデルです。やや小ぶりなデザインですが、綺麗な音色を響かせてくれるモデルです。
ONETONE ホロウボディ 17キーカリンバ
筆者が初めてカリンバに触れたのが、このホロウボディのONETONEのカリンバでした。ホロウボディにも魅力はいっぱい詰まっているのですが、マンションで夜中に演奏するにはやや大きすぎる音と、ホロウボディならではのサスティーンの短さが好みではなく、ここからソリッドボディカリンバへ進んで行きました。
Misa監修 オリジナルカリンバ
カリンバ奏者の第一人者とも言えるMisaさんが監修したソリッドカリンバです。割と初期の段階で購入しましたが、17キーカリンバの中では、今でもトップクラスだと思っている弾きやすさとサウンドです。17キーカリンバを探している方はこれを買えば不満が出ることは少ないと思います。
マイネル 17キーカリンバ
カリンバというのは、安価な価格が魅力のひとつではあるのですが、このマイネルとヒュートレイシーは高級なカリンバの部類に入ります。ドイツのブランドです。
アカシアを使ったこのモデルは実に重たく、700g程度あるのですが、その重さの割には、そこまでサウンドの響きはありません。ただし、このグロス加工は高級感があり、所有欲は存分に満たしてくれます。ただし、価格ほどの価値があるとは、筆者は思いませんでした。
SUMIYAKA 17キーカリンバ
ネット上で評判の高いSUMIYAKAのカリンバです。コンパクトな筐体ですので、さほど音は響きませんが、SUMIYAKAさんの検品の高さに定評がありますね。このモデルはアフリカンシタンという赤っぽい木材が特徴で、弾き易いモデルだと思います。
SUMIYAKA 34キーカリンバ
SUMIYAKAの34キーバージョンのカリンバです。その大きな筐体からは、想像通りの響きある音を奏でてくれる良モデルですが、少し塗装が弱いと思います。すぐに傷がつきます。また、上段半音階のキー配列っも独特ですので、人を選ぶモデルかと思います。ただしSUMIYAKAさん好きにはたまらないと思います。
※現在、Amazonでの取り扱いなし
seeds 41キーカリンバ
最後きた大物です。と言いますか、これさえ所有すれば、カリンバ生活で困ることは絶対にありません。独自の41キー配列は非常に合理的ですし、41キーながらコンパクトで軽い筐体を実現しています。にも関わらず、上記で紹介したカリンバのどのモデルより、音が響きます。本当に上手くなった気がします。
唯一の欠点は全音階のキーに初めから刻印されており、その表面が滑るからか、市販の音階シールを貼っても、少し剥がれビビりやつまりに繋がってしまっていることです。筆者は半音階のみに音階シールを貼っています。
後記
如何でしたか?カリンバは比較的楽器としてはお求め易い価格ですので、色々なカリンバを試してみるのはありです。ですが、筆者はseeds41キーカリンバを手に入れてからは、他のカリンバはほとんど触っていません。それくらいseedsのカリンバは優れていると言えます。
もし、どんなカリンバを買おうか悩んでいる方がいましたら、初心者にしろそうでないにしろ、seeds41キーカリンバを強く推したいと思います。