Office With You代表のナオキです。在宅ワークが一般化してきて、近年モニターの売り上げは右肩上がりとなっています。さらには、ゲームに特化したモニタも各社からリリースされています。
しかし、色々なメーカーから色々なサイズ、性能の異なるモニターがリリースされているため、そこから自分の用途に合ったモニタを選ぶのはなかなか難しい、、、。そこで筆者の経験も踏まえておすすめのPCモニタを何種類かご紹介したいと思います。
液晶の種類
液晶の種類は光沢ありなしの2種類(正確には半グレアもあり)、液晶パネルの種類が3つのタイプに分けられます。
光沢の有無
液晶モニタには、光沢のあるグレアと、光沢のないノングレアに分けられます。どちらも用途によって向き不向きがあります。
光沢のあるグレアタイプのモニターはコントラストが高く、映像や絵を書く人に向いていると言われます。大多数のモニターはノングレアなのですが、グレアモデルも一定数リリースされています。
デメリットとしては画面への映り込みが合ったり、目が疲れやすいといったものがあります。従って、一般的なオフィスワークのためのPCにはノングレアが採用されていることが多いです。
ですが、筆者は実はグレア液晶が大好きで、surface Pro9やiPadのグレア液晶は美しいですし、モバイル用のJAPANNEXTの10.1インチグレア液晶も価格の割にはとても見やすいです。
ただし、ノングレアは目に優しいので、27インチのメインモニターはノングレアモデルを仕様しています。
液晶パネルの種類
液晶パネルは大きく、「IPS」「VA」「TN」の3つのタイプに分けられます。
IPS方式
広い視野角で、正面から見ても横から見ても、色やコントラストに変化が少なく、映画鑑賞や動画鑑賞に向いたモニタです。また色合いも自然で発色も良いため、イラストレーターや動画を編集する方に支持されています。
ただし、価格が高価になりやすいのが玉に瑕です。筆者はこのIPSパネルを仕様しています。
VA方式
他のパネルに比べてコントラストがはっきりしていて、動画を鑑賞するのに向いています。ただし上述したIPSパネルと比べると視野角が狭いため、正面にモニタを据える必要があります。また他の駆動方式に比べて応答速度が遅いため、ゲーム等で利用するのは厳しいかもしれません。
TN方式
このタイプのモニタも、視野角が狭いのですが、応答速度が速いため、ゲーム等に向いています。また比較的安価なモデルが多く、消費電力も少ないのが特徴です。ただし色再現性があまり良くないのでグラフィックを扱う人にはやや不向きです。
以上の3パネルについて、ざっくりと特徴を説明いたしましたが、一般的なオフィスワークをする方にはIPSパネルがおすすめです。
用途別サイズ
一般的なモニタサイズは23.8か、27インチかなと思っています。筆者は27インチを使用していますが、圧迫感も少なく、作業スペースの確保が出来るので、バランスの良いサイズ感化と思います。そのほか、サブディスプレイとして21.5インチを2枚、10,1インチを1枚使用しています。
よほどの理由がない限り、21.5インチは選ばない方が無難かもしれません。23.8インチと比べて設置スペースが大きく変わるわけではない上に、21.5モデルはそもそも数が少ないです。
ゲーム用途や、スペースの問題、予算の問題があるなら、23.8インチモデル、快適に事務作業をこなしたり、動画閲覧が多い人は27インチ以上を選ぶと良いかもしれません。
用途別基本性能
基本性能で最も重要なのが解像度です。筆者のメインモニタは4K(3,840×2,160)対応ですが、サブディスプレイはフルHD(1,920×1,080)です。21.5インチ程度までならフルHDでも十分綺麗ですが、27インチ以上だと、4Kを選んだ方が文字の滲みもほぼなく、目に優しい気がします。
4Kモデルはまだまだ値段は高いですが、予算の都合がつくなら4Kモデルをチョイスしましょう。
次に接続方式ですが、現在は主流なのはHDMIだと思います。しかし、近年HDMI端子を装備していないノートPCがあったり(surface Pro9など)、比較的高価なモデルにはType-Cも用意されています。
Type-Cだと、モニタからPCに給電することも出来たりするので、今後は主流になっていきます。しかし、Type-C搭載モデルは新型が多いため、高価なモニタが多いです。ここは割り切ってHDMIを使用するのも手かと思います。
最後にスピーカーの有無ですが、これは個人的などうでもいいポイントです。モニタの小さな出力の低いスピーカーで音を鳴らすことはまずないからです。でも大体のモデルはスピーカーは搭載されているようですね。
各種メーカーについて(おすすめモニタ)
アイ・オー・データ
アイ・オー・データは非常に豊富なモニタをリリースしており、評判も上々です。価格も比較的抑えられています。特にゲーミングモニタであるGigaCrystaが人気です。
筆者は2枚の21.5インチモニタを使用しているのですが、不満点は特にありません。しかし、アイ・オー・データはゲーミングにモニタのイメージが強く、こちらのモデルもリフレッシュレート165Hz、応答速度1msを実現していながらも価格は抑えめとなっています。
ノングレア、Type-C非搭載、フルHDで液晶タイプはADSとなっています。ADSパネルは基本的にIPSパネルと仕組みは同じです。
LG
韓国が誇る、世界的シェアの多い液晶モニタのメーカーです。比較的安価な価格も人気のメーカーの所以となっています。
こちらのモデルは、23.8インチ、Type-C非搭載、4KでIPSパネルとなっています。4Kモデルとしては非常にコスパの高いモデルで、オフィスワークが捗ることは間違いなしです。
DELL
DELLは、比較的高性能や多機能モデルが多く、人気のあるメーカーです。
筆者のメインモニタです。27インチ、Type-C搭載、4KでIPSパネルとなっています。また台座がシルバースタイリッシュなのもお気に入りのポイントです。4K Type-Cモニタということで、壊れない限り長く使えるスペックではないかなと思います。
acer
acerは台湾のメーカーで、同じく台湾メーカーのASUSやBENQと比べてコスパの良いモデルが多いです。
acerはゲーミングモニタにも力を入れており、23.8インチ、 Type-C非搭載、フルHDでIPSパネルであるのですが、リフレッシュレート165Hz、応答速度0.5msを実現していながらこの価格に抑えられているのはさすがです。
ASUS
ASUSも台湾のメーカーで、acerと同じくゲーミングモニタに強い印象です。
こちらのモデルは24.5インチ、 Type-C非搭載、フルHDでTN液晶と、まさにゲーミングモニタの王道と言えるモデルです。リフレッシュレート165Hz、応答速度0.5msを実現しています。
EIZO
EIZOは、日本のメーカーで、目が疲れにくいと評判のためビジネスシーンにおいても人気のあるメーカーです。
こちらは少々お高いモデルとなりますが、27インチ、 Type-C搭載、4KでIPS液晶となっています。
ですが、コスパは決して高くはないので、拘りのある方向けのモニターかなと思います。
PHILIPS
PHILIPSはオランダのメーカーで、性能は他メーカーと横並びながら安価なモデルが多く、ビジネスモデルで使用するには十分な機能を有しています。
とにかくお安く済ませたいならこのモデル。23.8インチ、 Type-C非搭載、フルHDでIPS液晶となっています。とにかくコスパの良いモデルとなっています。
BENQ
所謂台湾メーカーです。正直、ASUSやacerと比べて特筆する点がないんですよね。BENQといえば、モニターライトかなと思っています。
えぇ、やはり特筆する点はありません。23.8インチ、 Type-C非搭載、フルHDのIPS液晶です。あまり積極的に選択する気にはならないメーカーですね。
JAPANNEXT
JAPANNEXT、モニタを探した経験のある方なら、一度は目にしたことのあるメーカーかと思います。JAPANNEXTという社名ですが、代表は日本人ではなく、製造も台湾等というよくわからないメーカーという認識でした。しかしとにかく一般的なモデルより必ず1〜2割や安いコスパの優れたメーカーかと思います。
ちょっと毛色を変えて、モバイルモニタのご紹介です。10.1インチ、 Type-C搭載、フルHDでIPS液晶となっているこのモデル、価格はもちろん抑えめながら、 Type-Cー Type-Cケーブル、Type-Aー Type-Cケーブル、ミニHDMIケーブル付属と、これを購入しただけで、すぐにサブディスプレイとして使用出来るのが大きな魅力です。さらにモニタ用のカバーもついているので、まさにモバイルモニタとしては言うことはないんじゃないでしょうか。まあメインディスプレイをこのメーカーにするのは、やや勇気が入りますが笑
後記
いかがでしたか?色々な意見はあるとは思いますが、これだけのメジャーなブランドが鎬を削っているディスプレイ市場。今は各社とも最低限のスペックはクリアしておりますので、デザインやメーカーの印象等によって決めるのもいいかもしれませんね。
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この記事の執筆者:Office With Youガジェット編集部
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